2年使って分かった!トヨタセーフティセンスと日産のプロパイロットの違い!特に違う部分は…好みの問題?!
私のクルマ選びは、①小さい子供がいるのでスライドドアがある事②トヨタセーフティセンスや日産プロパイロットなどの先進安全運転技術が付いている事の2点を重視して選んできました。
今乗っているトヨタのアルファードにはトヨタセーフティセンス。
そして、私の以前乗っていたセレナハイウェイスター(GFC27)にも、プロパイロットという日産の先進安全運転支援技術が搭載されています。
CMだったり、様々なメディアで誇張表現が過ぎたのか、スッカリと詐術の日産、ゴーン問題があり…やっちまったな日産、など様々な揶揄の言葉が聞こえてきますが、実際にプロパイロットを利用してみると、先進安全運転支援技術なしの車に乗りたくなくなります。
※素人の個人的見解です。
トヨタセーフティセンスってどんな技術?
“Toyota Safety Sense”は、ミリ波レーダーと単眼カメラを併用した検知センサーと、それに基づく統合的な制御により、クルマだけではなく、歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼)の認識も可能になり、事故の回避や衝突被害の軽減を支援します。「ミリ波レーダー」は検知できる距離が長いのが特徴で、速度域の高い状況にも対応します。一方、「単眼カメラ」は物体の形や大きさが識別でき、クルマや白線、対向車のランプだけでなく歩行者も認識できます。この特性の異なる2種類のセンサーが、卓越した認識能力と信頼性の高いシステムを可能にしています。
日産のプロパイロットでは、単眼カメラのみでのシステム制御を行なっていましたが、トヨタセーフティセンスでは、単眼カメラに加え・ミリ波レーダーを組み合わせてより卓越した認識能力と信頼性の高いシステムを可能にしていますとの事です。
実際に両者の運転支援の違いについて個人的見解で書いていきたいと思います。
①追従ドライブ支援機能:レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
これは、前を走る車の速度に合わせて、自車の速度を調整する機能です。
自車の設定速度が100km・前車が80kmで走行している場合には、前車の80kmに合わせて車速を自動的に落とし追従します。
前車が同一車線から離れたら、設定した速度で定速走行をします。
システムは、30km〜180kmの間で速度設定が可能です。
※日産のプロパイロットでは30km〜114kmまでの設定が可能です。
②ステアリング操作支援
レーントレーシングアシスト[LTA]のスイッチをONにすると、車線から逸脱する可能性があることを警告したり、車線からの逸脱を避けるためのステアリング操作支援を行います。さらに高速道路や自動車専用道路を走行中、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能)の作動時に、車線維持に必要なステアリング操作支援を行います。
ハンドルの右下にあるスイッチを押してセットするとレーダークルーズコントロールと共にレーントレーシングアシスト機能もオンになります。単眼カメラで白線を認識し、クルマが車線中央を走行するようにハンドル支援を行ってくれます。
③渋滞追従
2017年12月のマイナーチェンジにより、渋滞でも前の車に付いていく機能が全車に標準装備となりました。
これがあることによって、0km発進が可能になり、渋滞時にもよりスムーズで安全な運転に貢献してくれています。
使い方は?
使い方は簡単。
まずは、ハンドル右下のON-OFFボタンをプッシュ。
次に、レバーを下の一回引いて設定が完了です。
あとは、RES+方向にボタンを少し長く押すと+5km早く、SET-方向にボタンを少し長く押すと-5kmに設定速度を変えられます。
②のレーントレーシングアシストスイッチで車線維持機能のオンオフを、③のレーダークルーズコントロールスイッチで車間距離の調整を行うことができます。
どんな場面で使えるの?
利用できるのは高速道路や自動車専用道路に限られています。
※メーカー公式
単眼カメラとミリ波レーダーによるシステム起動となりますので、大雨時や濃霧の時などシステムが作動しない状況があるのは日産のプロパイロットと変わりません。これは、もっとシステムが進化すると変わってくるかもしれませんね。
メリットは?
高速道路での走行が格段に楽になります。
50〜120km(一部新東名区間)での巡航速度での移動はステアリング操作支援を、0〜30km程度での渋滞時の走行も車が自動的に車速の調整を行ってくれるので、高速道路での走行が肉体的にも精神的にもとても楽になります。
デメリットは?
首都高速道路のようなカーブのきつい区間ではハンドル支援が追いつきません。人間の手でハンドル制御をしないといけないという課題があります。(日産のプロパイロットも同じです。)
それ以外については、他のメーカーが先進安全技術を出す中、後発組でトヨタが出すだけあって穴は潰してきている感はあります。
使ってみて分かったトヨタセーフティセンスとプロパイロットの違いは?
①トヨタセーフティセンスの良さは、
加減速が滑らかで、しっかりと止まってくれるという安心感があること。
※これは、アルファードのエンジンが2.5Lに対し、セレナのエンジンが2.0Lという事も影響していると思います。
そして、プロパイロットと違って信号を認識してもシステムが解除されないことが挙げられます。
逆に、システムはあくまでも運転支援(アシスト)だというスタンスを取っているためか、ステアリング操作支援が入っているのかいないのかが分かりにくい気がします。
②日産プロパイロットの良さはステアリング操作支援がしっかりとしていて、プロパイロットのシステムが作動しているかどうかが分かりやすくディスプレイに表示されているので、ステアリング操作支援が入っているかどうかが分かりやすいというメリットがあります。
一方加減速はギクシャク気味で滑らかはない為、クルマに酔いやすい人がいると使いづらい機能だと思っています。
また、機械が操作している事を分からせる為、プロパイロット動作中のステアリングが小刻みに動く為、違和感を覚える方もいると思います。
いずれにしても、高額車に対し、満を持しての先進技術を投入するトヨタのやり方も、普及帯のセレナに最初に先進技術を投入する日産のやり方も両者個性があって面白いと思っています。
次のステップは車線変更を伴ったシステムのバージョンアップ、一般道の交差点でも使えるようなバージョンアップがいつ・どこのメーカーが先駆けて行ってくれるのか、楽しみです。
※日本の場合、法律整備から始めないといけないですけどね。
最後に
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