自治体の広報について考える
少し前に、私の住んでいる自治体の座談会があり参加してきました。(全ての書類に目を通しましたが、守秘義務についての記載がないので書いてます。)
その座談会の趣旨は、人生100年といわれる時代にこれからの自治体として、文化・読者・スポーツを通じて人生をより良くしていく提案を考えていきたい。
その為に、一般の方の中から参加いただける方を募り座談会方式で意見を頂きたいというもの。
面白そうなのでホイホイ参加してきました。
(謝礼5千円に釣られましたw)
私が住む自治体は東京23区で、イメージとしては治安が悪いという特徴が挙げられます。(あ、もうお分かりですね)
そして、2018年の話題をさらった「かぼちゃ」の一大産地として有名になりました。(何のことかわからない方は、かぼちゃの馬車 スルガ銀行でググって下さい。)
そんな○○区なんですけど、○○区としての今後の行政計画案として意見を欲しいという事でした。
私が話し合いに参加したのは、「文化」についてなんですが、範囲が広すぎるのと、○○区の文化なんか知らん!という状況でしたので周りの方の意見を聞きながら、賛同できそうなものに乗っかるかな〜と思いながら話を聞いていました。
座談会は、今回の趣旨の説明、参加者の簡単な自己紹介からはじまり、「文化」との関わり、「文化」をテーマとして困っている事、その解決案、発表という流れで行われました。
今回の参加者の条件が20代〜30代で子どもがいる事というものであった為、全員が30代かな?
男女構成比は1:1あたり。
いろんな事を話していたのですが、皆さんの口から出るのは、○○区って文化と言えるものって何かあります?と。
確かに、知らん。
課題①○○区の文化について知らない
その後、話しているうちに、○○区のイベントを載せている広報誌がポストに投函されているのですが見たことありますか?と話を振ってみました。
私は見たことがありますが、他の方は微妙な顔つき。
課題②○○区の広報誌が機能していない
プラモデル作り塗装などを秋葉原で(参加者の方から材料費・技術費を貰って)教えているという参加者の方がいらっしゃって、○○区でこういう催しを開けないと、意見が上がりました。
また、別の方から(元々アニメーターをされていてイラストが描ける方)タダだと集まるけど、参加費が掛かると途端に人が集まらなくなるのが○○区。
技術・サービスがタダだと思っている、○○区民。
課題③○○区の金銭感覚問題
と3つの課題が出てきたのでそれを解決するのを考えていくことに。
他の方の案を出すのもアレなので私の案を載せておきます。
課題①○○区の文化について知らない
課題②○○区の広報誌が機能していない
この2つを解決する為に、私が提案したのは
①広報誌のアプリ化と、区役所のいたるところにアプリダウンロードに誘導するQRコードを貼ったものを配置して周知する。
区役所は転入・出生・各種届出で誰しもが絶対に利用するのでここでアプリを宣伝・周知して入れて貰えば情報を届けたい層に届けられる。
またそのアプリの中に、子育て世代が区内の商店街で利用すると割引を受けられる「子育てパスポート」機能を入れ込み、国もキャッシュレス社会に舵を切っているのだから、プレミアム商品券もそのアプリに入れ込めば、国の推し進めている政策に乗っかれるので方針としてはよし。(うまく交渉すれば国から補助金の予算を持ってこれるかも)
メリットとしては、情報提供のリアルタイム化と子育て世代が複数の持ち物を持たなくてよくなる省スペース化。紙媒体の廃止をするので、印刷代の削減。
デメリットとしては、アプリ開発の費用と保守費用。
課題③○○区の金銭感覚問題
こればかりは今からどうこうしてもどうしようもないので小さいうちから、「技術やノウハウ、サービスの提供には対価を払わなければいけない」という教えをしっかりし、他にも金融教育を実施し、マネーリテラシーを高めるような教育を小学校のカリキュラムに正式に採用するというものを提案しました。
具体的には、区内にある銀行や信金に協力してもらって無償で金融教育を実施してもらいます。
小学生は経済について学ぶ機会が出来、金融機関側は将来のお客さんにアピールできる機会が出来るというお互いにWIN-WINじゃないか、というものです。
その後、ツイッターで「知るぽると」について教えていただきました。(かおるさん(@kazekaoru1595 )ありがとうございます😊
ご存知かもしれませんが、各地の「金融広報委員会(公的機関?)」が無料で講師派遣しています。東京都でも、10名以上の参加規模ならリクエストできるみたいです。小学生低学年向き、とか、対象年齢に合わせてセミナーしてくれます。娘も去年参加しました。
— かおる (@kazekaoru1595) December 15, 2018
『知るぽると』https://t.co/dDthUZzJme
提案した内容がどこまで反映されるか(そもそも「文化」というテーマから外れた提案が多すぎるので)わかりませんが、この座談会がどのように反映されたかについては○○区のHPに後日掲載されるそうなので、楽しみに待ちたいと思います。